胆管結石

胆管結石

 総胆管(そうたんかん)~肝内胆管(かんないたんかん)に存在する結石のことで、胆管内に結石がはまり込むと急性胆管炎を引き起こし、右上腹部痛や黄疸を来します。この状態が続くと急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)※7という病態まで進み、死亡に至る場合があり注意が必要です。

※7 急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC) ・・・ 

胆管結石が胆管につまると急性胆管炎となります。この状態が続くと胆管の中で細菌が増殖し、発熱、黄疸、右上腹部痛、ショック、意識障害を主症状とする急性閉塞性化膿性胆管炎となります。早急な治療を行わなければ死に至る場合もあります。死亡率は20%といわれ怖い病気です。

症状

 無症状であっても採血にて肝胆道系酵素の異常※8を指摘され発見される場合があります。 前述のようなAOSCという重篤な状態となることがあるため、胆のう結石とは異なり症状がなくても治療が必要となります。
一般的な症状としては右上腹部痛、黄疸、発熱、肝機能障害があります。 黄疸の際には尿が濃い褐色尿となり、血尿と思われて受診される方もいます。

※8 肝胆道系酵素の異常 ・・・ 

主にAST、ALT、γGTP、ALP、ビリルビンなどが肝胆道系酵素と呼ばれるもので健診等の採血でも測定されています。これらの値に異常がある場合には肝臓や胆管の病気の存在の可能性もあります。

検査

 腹部超音波検査、CT検査、MRI検査等で胆管結石や胆管拡張の存在を確認します。 肝胆道系酵素高値(AST、ALT、γGTP、ALP等)も診断の手がかりとなります。

MRI検査

治療方法

 胆管結石の治療では胆管内の結石を除去することを目的とします。 当センターでは内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)による胆管結石除去術を第一選択としております。
この方法では十二指腸カメラで胆管結石を取り除くため、お腹に傷を作らず術後の痛みも少なくてすみます。内視鏡的胆管結石除去ができない場合には手術が選択される場合もあります。

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