医師・専門スタッフの声

体外受精コーディネーター

不妊症のお悩みは、一人で抱え込まずに
私たちにご相談ください

体外受精コーディネーター

なかなか赤ちゃんを授からないことへの不安や悩み、どうしていますか?

福岡山王病院では、「カウンセリング外来」を設置して、心に寄り添ったケアやサポートを行っています。カウンセリングを担当するのは、日本不妊カウンセリング学会認定の体外受精コーディネーターでもある助産師。体外受精や顕微授精といった高度生殖医療の知識を持ち、カウンセリングやケアの実践まで行える不妊症治療のエキスパートです。

インタビュー風景

ゴールの見えない治療の支えになりたい

助産師なので「妊娠後から」が専門でしたが、10年くらい前でしょうか、不妊症に関する相談が増えてきたのをきっかけに、少しでもその思いにお応えしたくて、「妊娠前の過程」も勉強して妊娠後のケアに繋げていきたいと思い、体外受精コーディネーターの資格を取りました。

ゴールが見えない不妊症治療を続けていくためには、ご夫婦に納得して治療を受けていただくことがとても重要になってきます。
そこで、カウンセリング外来に来られた方には、まず「不妊症とは何か」や、「治療の流れ」「選択肢」についてお話しします。採卵や体外受精の処置などについてお話しすることもあります。体外受精コーディネーターは治療にも携わりますので、相談から治療まで一貫して対応できるスタッフがいることで、患者様により安心していただけていると思います。

カウンセリング外来では、体外受精コーディネーターだけでなく、医師や胚培養士などの専門職も必要に応じて説明を行います。個室の静かな環境の中で、普段は言えない悩みをお話しいただけると思います。

不妊症治療はご夫婦で一緒に

多くの方が、結婚して、避妊さえしなければ自然に妊娠すると考えていらっしゃいます。しかし、結婚して数年、あるいは40歳を過ぎて妊娠しない。そこで、あわてて相談に来られるケースが多いのですが、妊娠はゴールではなく育児のスタート地点です。子育てをサポートしてくださるご両親も年をとっていくわけですから、将来のことを考えて、治療を始める時期や方法を早いうちに選択することが大切です。

カウンセリングには、基本的にご夫婦で来ていただきますが、最近多いと感じるのが、ご夫婦間の温度差です。奥様は焦りを感じているのに、ご主人はまだ治療の必要はないと思っていたり、協力的でなかったり…。そういうご夫婦には、自然に妊娠する可能性はどのくらいなのかということや、不妊症の治療にどのくらいの時間が必要なのかを説明していきます。

カウンセリングを受けたら、必ず不妊症治療を始めないといけないということではありません。不妊症治療には時間と費用と体の負担がかかりますから、ご夫婦が意見をすり合わせていくのが何より大事になっていきます。そのために、私たちが選択肢の一つとして不妊症治療についての情報を提供し、疑問にお答えして不安を解消していきます。

不妊症治療をお考えの方にメッセージ

子どもを持つことが、人生にとってすべてではありません。しかし、お子さんが欲しい方にとって、タイムリミットがあるのも事実です。不妊症治療に対して、最適な選択ができるように情報を提供し、ご夫婦で納得して治療を受けていただくことが、カウンセリング外来の役割です。医師の前だと緊張するという方もいますので、カウンセリング外来を活用してください。

当院は、不妊症の原因となっている婦人科疾患の治療から、産科、小児科まで、トータルで対応できる総合病院です。安心して、ご受診ください。



受付時間

受付時間
午前中(9:00~11:00)

初診の方

092-832-1226(予約専用)

※電話受付時間/9:00~17:00(月~土曜 ※祝日除く)
※お電話で、「リプロダクションセンターの初診の予約です」とお伝えください。
※初診の方は、婦人科をご受診いただきます。

再診の方

092-832-1226(予約専用)

※電話受付時間/13:00~17:00(月~土曜 ※祝日除く)
※お電話で、「リプロダクションセンターの予約です」とお伝えください。
※2回目以降のご受診は、当センターをご受診いただきます。

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福岡市早良区百道浜3丁目6番45号