新生児を守り、育てる
当院のNICUは2010年5月に開設され、森聡子室長をはじめ新生児治療に精通した小児科医が24時間体制で対応しています。
NICUとは新生児に高度の医療を提供できる施設のことです。早産の赤ちゃんや、リスクを抱えた赤ちゃんなどを24時間体制で見守り、集中的に治療をします。赤ちゃんの状態によっては、分娩時に新生児専門の小児科医が立ち合いますので、安心・安全なお産が可能になります。
赤ちゃんの状態が安定したら、退院後の生活がスムーズに始められるよう、赤ちゃんのケアだけでなく、ご両親・ご家族もサポートします。
当院で出生した赤ちゃんはもちろん、院外で出産された赤ちゃんも受け入れ、診療にあたっています。重症新生児仮死の脳低温療法や超早産の新生児についての治療は困難ですが、今後、徐々に対応できる疾患を増やしていきたいと考えています。また、福岡大学病院や九州大学病院など7つの地域の新生児医療機関と連携してNICUの有活利用の一翼を担い、地域の周産期医療にも貢献しています。
NICU室長から
NICUでは、小児科医が24時間体制で対応しますので、リスクを伴う出産が予想される場合も、安心してお産にのぞんでいただけます。双子の赤ちゃん、在胎32週以降で、体重が2500gに満たない赤ちゃんなどを受け入れ、専門チームが診療にあたります。
出産後のお母さんは、体調や精神面に不安を抱いていますが、院内にいる赤ちゃんを専門チームがしっかりとサポートすることで、お母さんやご家族に安心感を与えてられるように努めています。他院からの搬送も受け入れており、この地で安心してお産を迎えられる環境が整っています。