医療法人社団 高邦会 福岡山王病院

当院について

高度医療機器

福岡山王病院では、患者様に最適な医療を提供するため、一般的な医療機器に加え、最新の高度画像診断機器や放射線治療装置を設置しています。

リニアック

  • 放射線治療装置(リニアック)は、身体の外からエックス線や電子線などの放射線を当ててがん治療を行う装置です。身体に傷をつけずにがん治療を行うことができ、放射線を当てることによる痛みなどもありません。また当院の機械はCT様の機能も備えており、撮影した画像を参考に、がん病巣の位置を確認しながら放射線を照射し治療します。
     

320列エリアディテクターCT

  • CTは、身体の断層像を撮影しコンピュータで画像処理する検査です。320列CTは、16cmの範囲に収まる臓器(脳・心臓等)をわずか0.275秒で撮影できます。撮影時間の短縮によって息を止める時間が短くなり、使用する造影剤の量が少なくなるなど身体への負担が大幅に軽減されました。また、短時間撮影によって心拍や呼吸の影響による画像の乱れが少なくなり、より精度の高い診断が可能になりました。さらに福岡市内で唯一の「被ばく低減機能FIRST」が搭載され被ばく線量を最小限に抑えた検査が可能になっています。

3.0テスラMRI

  • 日本最高水準3.0テスラの磁力を持ったMRI(磁気共鳴画像装置)装置です。3.0テスラMRIは、従来の高磁場(1.5テスラ)MRIと比較して約2倍の信号を得ることができ、 これまで長時間かかっていた特殊検査を短時間で行えるようになりました。血管系では1mm以下の微細な血管の抽出が可能で動脈瘤の診断がより一層正確になりました。 また、骨や関節の画質も飛躍的に向上しました。 さらに、脳の血流や化学的情報の検出あるいは機能評価も容易に行うことができ、パーキンソン病やてんかんなど難治性脳疾患の診断に威力を発揮します。
    ※当院では3.0テスラMRIのほかに、1.5テスラMRIも設置しています。

PET-CT

  • PET-CT装置は、1台で「PET」と「CT」両方の機能を併せ持つ装置です。
    主として組織のブドウ糖代謝を反映した機能画像を写すPET(Positoron Emission Tomography:陽電子放出断層撮影装置)と、 高分解能の形態画像を写すCT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影装置)との2つの画像を精密に重ね合わせることで、 がんなどの腫瘍の位置と大きさ、形状をより正確に把握することができます。 PET-CTはがんの検出に威力を発揮するほか、虚血性心疾患の心筋機能評価やてんかんの術前診断にも有用です。

64列マルチスライスCT

  • 64列マルチスライスCTは薄いスライス(0.5mm厚)の画像を短時間で大量に写し出すことを可能にしたCTです。 これにより、従来は2次元(平面)画像で診断していたものを3次元(立体)画像として評価することが可能になりました。 本装置の特徴は、身体への負担が大きい血管造影(カテーテル)検査に代わって脳や心臓(冠動脈)、四肢の血管を鮮明に映し出すことができる点です。 苦痛を伴う従来の血管造影(カテーテル)検査とはまったく異なり、静脈注射によって血管を立体的に撮影することが可能です。
    ※当院では64列マルチスライスCTを2台設置しています。

バイブレーン心血管造影撮影装置

  • バイブレーン心血管造影撮影装置の特徴は、2つのX線管球をもつことにより、同時に2方向から透視、撮影ができることです。 心臓カテーテル検査や血管内治療の際に、2方向同時に撮影できるので、造影剤の投与が少なくて済むという利点があります。
    ※当院ではバイブレーン心血管造影撮影装置を2台設置しています。

IVR-CT

  • この装置は、血管造影装置とCT装置を組み合わせたものであり、共通のベッドで血管造影を行いながらCT撮影ができます。 肝臓がんなどの診断精度が著しく向上し、塞栓術などの血管内治療の適応判断が容易で治療が迅速に行えるようになりました。 これまでの方法では、診断や治療の目的で血管造影下にCTを撮影する場合、カテーテルを留置した清潔な状態で、血管造影室とCT室を往復する必要がありましたが、 その必要がなくなり、血管造影とCT撮影を容易に繰り返し行えるようになりました。

SPECT-CT

  • SPECT-CTはCT(コンピュータ断層撮影装置)を搭載したSPECT(スペクト)装置です。 スペクト検査とは、生体の機能情報をCTに良く似た断層画像にして写し出す装置ですが、これにCTの形態情報を加えることで、 より高精度の機能画像を得ることが可能となりました。脳血流評価による認知症の早期診断や心筋機能評価など、臨床的に多種多様な有用性を発揮します。

マンモグラフィ

  • 乳がんを見つけるために有効な画像診断の一つで、やわらかい組織でできている乳房の状態を写し出す乳房専用のX線撮影のことです。
    マンモグラフィは乳がんをはじめ乳房にできる病気の大半を見つけることができます。 特に、しこりとして触れることができない早期乳がんのサインである石灰化(砂粒のように見えるもの)を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。

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