循環器内科
日本を代表する心血管カテーテル治療専門医が診療します

内科的治療には薬物治療のみならず、カテーテルを用いたバルーン血管形成術などの低侵襲手術や心臓リハビリテーションなどの理学療法も含まれます。
これら身体に優しい治療法を得意としており、患者様一人ひとりのご要望に沿った検査・治療法を提案します。
胸痛、胸の違和感、動悸、息切れといった心臓関連の症状や、動脈硬化による足の疲れ易さ、痛みなどがありましたらお気軽にご相談ください。また症状がなくても健康診断で高血圧、心電図異常などを指摘された場合も、ぜひご相談ください。
心臓病の病変部位だけでなく、全身の血管を包括的に診察しています。
医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、健康運動指導士がそれぞれの立場から分かりやすくお話しする心臓病教室を開催しています。
- 診療日時
- 月曜~土曜日(日・祝日除く)
診療時間 9:00~13:00 14:00~17:00
受付時間 8:00~12:30 13:30~16:30 - 連絡先
- TEL.092-832-1100(代表)
TEL.092-832-1226(予約専用)
主な対象疾患
- 心疾患:虚血性心疾患(狭心症、急性心筋梗塞)、心不全、心筋症、心臓弁膜症、不整脈(ペースメーカー)
- 末梢動脈疾患:下肢動脈(閉塞性動脈硬化症)、腎動脈(腎血管性高血圧)、鎖骨下動脈)、頸動脈
- 静脈疾患(深部静脈血栓症、肺塞栓症)
- 高血圧、脂質異常症
- 睡眠時無呼吸症候群
診療の特徴
循環器内科は、365日24時間体制で救急患者様に対応しています。
2016年からは最新式の320列エリアディテクターCTを導入して、CT症例が増加しています。初診症例に対しても当日検査、当日結果説明が可能です。精度の高いCT画像のため、他院からの紹介も多く、2020年度は1,000例を超えました。
虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を対象に行います。治療の基本は、内服薬による治療ですが、十分な症状の改善が得られない場合は、虚血評価に基づいて被ばく量が少なく造影剤の量も少ない身体に負担の少ない安全なCT検査を行っています。早期に冠動脈疾患を検出し、生活習慣の改善と薬物治療によって心筋梗塞の発症予防をめざしてPCI治療を行います。
2020年春からは、冠動脈石灰化病変に対するPCI治療として、ロタブレーターやダイアモンドバックの施設基準が改正され当科でも使用が可能になりました。
非閉塞性冠動脈疾患の診断と治療
冠動脈に動脈硬化がなくても胸部症状を有する患者様に対して、微小循環障害の存在を調べる検査を導入しました。冠スパスム誘発検査も同時に行い症状の原因を明らかにし適切な薬物治療を行います。
ロボットPCI
ロボットPCIは、術者はプロテクターをつけずに離れた所から冠動脈治療が可能です。術者の被ばくがなく、またガイドワイヤーやステント治療deviceの挿入もmm単位での調節が可能です。当院では2019年5月に久留米大学に次ぎ日本で第2番目の病院として治療を開始し、その後70例の症例に対して施行して、全例に合併症なく治療が成功しています。
難治性下肢潰瘍に対する血管新生治療
難治性下肢潰瘍に対しては、CD34細胞を用いた血管新生治療も行っています。また、2021年3月からは、ASOの発症にかかわる病因物質であるLDL-Cやフィブリノーゲンを取り除くことができる新たな吸着型血液浄化器(レオカーナ)を用いた、アフェレーシス治療を開始しました。
下肢静脈疾患に対する末梢血管形成術(EVT)
静脈の血管外科専門医である星野医師と共に、下肢静脈疾患に対するEVTを行っています。静脈血栓後症候群(PTS)に対する下肢静脈ステント治療を新しい治療として行っています。