皮膚科
てこずる皮膚疾患も原因精査(生検やパッチテスト)で早期に解決します
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、じんましん、薬疹、脱毛症、膠原病などでお困りの患者様については、十分お話を伺い、パッチテストなどで原因を見つけ、納得のいく治療を行っています。かゆみの強い皮膚症状には外来でできる光線治療が有効です。
帯状疱疹は、神経痛などの後遺症が残らないように急性期の入院治療を積極的に行っています。
皮膚は内臓を映す鏡とも言われます。糖尿病、肝臓病、腎臓病、がんなどを皮膚症状から見つけることも得意にしています。
- 診療日時
- 月~土曜(祝日除く)
診療時間 9:00~13:00 14:00~17:00
受付時間 初診・当日受診 月~金曜 8:00~11:00
なお、時間指定はお受けしておりません。
※平日午後および土曜午前は、予約再診のみとなります
※美容皮膚科は、完全予約制です。 - 連絡先
- TEL.092-832-1100(代表)
TEL.092-832-1226(予約専用)
対象となる主な疾患
アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)、じんましん、薬疹、脱毛症、膠原病、帯状疱疹、乾癬、足・爪白癬、など
パッチテスト
パッチテストとは、接触性皮膚炎や薬疹の原因物質(アレルゲン)を特定するため、疑いのある物質を48時間、背中や腕に貼って反応を調べる方法です。たとえば、化粧品が合わないような時は、化粧水や乳液などをそのまま貼ってパッチテストをします。結果が陰性だったからといって、同じものを使っていると、ますます症状がひどくなったことはありませんか?また、違うメーカーの化粧水に替えても、やっぱり顔が赤くなって治らないというご経験はありませんか? そこで、さまざまな化粧品に含まれている成分を一緒にパッチテストすることで、香料や防腐剤などの原因が判明することがあります。
パッチテストパネルには、日本人のアレルギーの主な原因となっている香料、防腐剤、色素、金属、ゴム、染毛剤などの身近な22種類の物質について一度に調べることができます。当科では、ウルシオールと水銀も追加して貼付します。
アレルギー性皮膚疾患は、アレルゲンを特定して、そのアレルゲンとの接触を断つことができれば、根治できる疾患です。顔や首の湿疹や手荒れなどでお悩みの方は、ぜひ一度検査をお受けください。ただし、パッチテストは背中に48時間貼付し、48時間後、72時間後、1週後の判定が必要です。なぜなら、かぶれが、刺激性かアレルギー性かの区別をするためと、金属などは1週後に反応することもあるからです。
皮膚生検(病理組織検査)
なかなか治らないじんましんや湿疹は、皮膚症状の一部を採取して顕微鏡検査をすると、診断を確定できたり、診断できなくても、皮膚で起こっていることがわかったりして、治療方針をたてるのに役立ちます。局所麻酔をして、3-4mmの皮膚をパンチ生検して、1-2針縫合します。採血や生検をすませると、その日から治療が開始でき、1週間後の抜糸時には結果がわかり、治療方針の目処がたちます。難治性アトピー性皮膚炎や乾癬では生物学的製剤などの新しい治療薬で寛解する時代になりました。これらの治療薬を開始する前にも生検をして、悪性リンパ腫などの除外をして診断を確認しています。
帯状疱疹入院は個室がおすすめです
帯状疱疹は50歳以上の方の2人に1人はかかると言われ、最近、増加傾向にあります。肋間神経領域や顔の三叉神経領域が多いですが、体のどこにでもできます。帯状疱疹は患者様の免疫低下状態を反映しています。急に出現した片側の痛みで、何科にいっていいかわからないような痛みは帯状疱疹を疑って皮膚科を受診してください。帯状疱疹は典型になって治療しても遅いのです。特に頭頸部、陰部、四肢発症は神経痛、運動障害が残りやすいので入院治療が原則です。当院では入院治療(1週間)をおすすめしています。