脳卒中科
脳血管障害(脳卒中)の速やかな診断と適切で低侵襲な治療を心がけます
脳卒中科は脳血管障害の治療(内科的治療・外科治療)を行います。外科治療では一般的な開頭手術に加えて、カテーテルを用いた脳血管内手術も得意としており、患者様の病状を考慮しつつ、可能な限りご希望に沿った外科治療を提案いたします。
- 診療日時
- 火曜日
診療時間 9:00~13:00
受付時間 8:00~12:30
※動脈瘤や頚動脈狭窄症に関する受診予約は随時予約センターで受け付けております。受診の際は画像データなどをお持ちいただければ、非常に助かります。 - 連絡先
- TEL.092-832-1100(代表)
TEL.092-832-1226(予約専用)
対象となる主な疾患
脳血管疾患:脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、頚動脈狭窄症
診療の特徴
救急疾患の診断、治療を行っています。加えて人間ドックで指摘を受けた血管病変の二次検診も行っており、未破裂脳動脈瘤や頚動脈狭窄症などに対する疾患の説明、治療法についてわかりやすく説明するよう心がけています。また、循環器内科や心臓血管外科と同じグループに属することで、合併する心疾患や大動脈疾患、末梢血管疾患の診断や治療を垣根なく行えるところが特徴となります。当院の場合、検査や手術で入院される際は、手術日を除けば個室でゆったりとお過ごしいただくことができます。
脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤/くも膜下出血)に対する脳血管内手術
カテーテルを用いて血管の中から動脈瘤内にプラチナ製のコイルを充填して動脈瘤内に血流を及ばなくする治療法です。当院では全身麻酔で行います。コイル単独で塞栓する方法やコイルにステントと呼ばれるメッシュ状の筒を併用する方法(ステント支援下コイル塞栓術)、ステントのみで動脈瘤の血流を減弱させる方法(フローダイバーターステント留置術)があります。動脈瘤の部位や大きさ、形状や動脈瘤周辺の正常血管の状態を見て適切な治療法を選択します。
脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤/くも膜下出血)に対する脳動脈瘤頚部クリッピング術
開頭手術になります。顕微鏡を用いて動脈瘤や周囲の正常組織を直接確認しながら行う手術法です。全身麻酔で行います。動脈瘤の頚部(動脈瘤への血流の入口)をチタン合金製のクリップで挟み込み動脈瘤への血流を遮断します。皮膚切開を必要とする手術ですが、通常毛髪内に創部は収まりますので、傷跡はあまり目立ちません。動脈瘤の部位によってはこのクリッピング術が良い適応となる場合があります。
内頚動脈狭窄症(頚部)に対する脳血管内手術
カテーテルを用いて血管の中から細くなった頚動脈を外側に押し広げる治療法です。ステントと呼ばれるメッシュ状の筒を用いますが、風船で広げる処置も併用します。通常局所麻酔で可能な処置ですが、病状によっては全身麻酔を行うこともあります。経皮的頸動脈ステント留置術と言います。