ハートリズムセンター
高い安全性と成功率かつ体への負担が少ない最適な治療を選択し行っています
ハートリズムセンターでは、循環器疾患の中で、不整脈に特化した診療を行っています。当センターは日本不整脈心電学会認定、不整脈専門医研修施設であり、不整脈専門医が2名在籍しています。当センターでは、主に抗不整脈薬で治療困難な頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療を行っており、2009年開院以来3,800例を超える治療を行っています。最も多い疾患は、心房細動で85%を占めており、進行性かつ最も治療困難な不整脈の一つです。有効かつ安全性の高い治療を提供するために、専門知識と技術を習得した専属の看護師、臨床工学技士がチーム一丸となり、初診時からアブレーション治療、退院後の外来での経過観察まで一貫して行っています。
- 診療日時
- ※予約制
月・火・水・金曜(祝日除く)
診療時間 9:00~13:00 14:00~17:00
受付時間 8:00~12:30 13:30~16:30
木・土曜(祝日除く)
診療時間 9:00~13:00
受付時間 8:00~12:30
※診察につきましては、変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。 - 連絡先
- TEL.092-832-1100(代表)
TEL.092-832-1226(予約専用)
対象疾患
- 頻脈性不整脈
上室性期外収縮・心室性期外収縮・発作性上室性頻拍・心房頻拍・心房粗動・心房細動・WPW症候群・心室頻拍 - 徐脈性不整脈
洞不全症候群(徐脈頻脈症候群)、房室ブロック
検査
心電図検査
通常は、発作時に記録された12誘導心電図波形から不整脈の診断を行います。発作の頻度が低い場合は、最大2週間の心電図波形が記録できる長時間記録心電図検査や発作時に自分で記録する携帯型心電図検査が有用です。また、運動が誘因になる場合は、運動負荷心電図検査を行います。
心臓超音波検査
不整脈の原因となる心臓の形態異常や機能異常がないかを検査します。
心臓電気生理学的検査
心臓内にカテーテルを挿入し、不整脈の原因・メカニズムを調べます。
治療法
- 薬物治療(抗不整脈薬・抗凝固療法)
- アブレーション治療
- ペースメーカ植え込み術
不整脈には脈が速くなる頻脈や遅くなる徐脈、不規則になる心房細動など様々なタイプがあります。
当科で最も多く治療を行っている不整脈は心房細動です。
心房細動の問題点は、心房細動がない人に比べ、死亡率が高く、脳梗塞、心不全、認知症の発症率が高いことがあげられます。
心房細動は、7日以内に自然停止する発作性心房細動、持続が7日を超える持続性心房細動、持続が1年を超える長期持続性心房細動の3つに分類されます。どの段階で治療を行うかにより成績が変わるため、早期診断・早期治療が重要です。
60%の方は動悸などの症状がありますが、40%の方は無症状です。無症状の方が有症状より予後が悪いため、無症状でも放置せず、治療が必要です。
心房細動に対しては原因となる4本の肺静脈の周囲を焼灼する肺静脈隔離術が広く行われています。
当科で最も多く治療を行っている不整脈は心房細動です。
心房細動の問題点は、心房細動がない人に比べ、死亡率が高く、脳梗塞、心不全、認知症の発症率が高いことがあげられます。
心房細動は、7日以内に自然停止する発作性心房細動、持続が7日を超える持続性心房細動、持続が1年を超える長期持続性心房細動の3つに分類されます。どの段階で治療を行うかにより成績が変わるため、早期診断・早期治療が重要です。
60%の方は動悸などの症状がありますが、40%の方は無症状です。無症状の方が有症状より予後が悪いため、無症状でも放置せず、治療が必要です。
心房細動に対しては原因となる4本の肺静脈の周囲を焼灼する肺静脈隔離術が広く行われています。
熊谷医師は1998年に日本で初めて肺静脈アブレーションを行い、さらに2007年には、BOX隔離術という術式を考案しました。 この術式は、肺静脈に加え、左房後壁を広く隔離するため、成功率が向上すると考えられ、国内外の学会でも高く評価されています。
心房細動アブレーションは、薬物治療に比べ、QOLおよび心機能を改善し、脳梗塞および認知症を減らし、生命予後を改善することが示されています。無症候性長期持続性心房細動でも運動耐容能とQOLが改善することが報告されています。
そのため、当センターでは生命予後の改善、脳梗塞、心不全の予防目的で、症状の有無や持続期間にかかわらず、積極的にアブレーションを行っています。一方、高齢者は年齢で切らず、自立活動(日常生活動作)ができれば、アブレーションの適応にしています。
心房細動アブレーションは、薬物治療に比べ、QOLおよび心機能を改善し、脳梗塞および認知症を減らし、生命予後を改善することが示されています。無症候性長期持続性心房細動でも運動耐容能とQOLが改善することが報告されています。
そのため、当センターでは生命予後の改善、脳梗塞、心不全の予防目的で、症状の有無や持続期間にかかわらず、積極的にアブレーションを行っています。一方、高齢者は年齢で切らず、自立活動(日常生活動作)ができれば、アブレーションの適応にしています。