医療法人社団 高邦会 福岡山王病院

診療科・センター

膵臓内科・神経内分泌腫瘍センター

診療実績

2022年度の超音波内視鏡(EUS)施行数は223件で、膵臓内科・神経内分泌腫瘍センター開設3年目の2019年より200件を超えて施行しています。一方、2022年度の内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)施行数は62件で開設以降50件を超えて施行しています。緊急対応や内視鏡インターベンション困難症例は連携病院である九州大学病院や九州医療センターの胆膵部門に協力をお願いしています。一方、前述したように、ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍に対して、放射性核種標識ペプチド療法(peptide receptor radionuclide therapy : PRRT)を当センターでは2022年3月より開始しており、2022~2023年度はほぼ毎週1例は施行しており、今後の治療成績向上が期待されます。PRRTを受けられる施設が徐々に増えてきているとはいえ九州では九州大学病院や福岡山王病院など4施設に限られ(2024年3月現在)、九州・沖縄はもとより全国から患者様が訪れています。
また、センター長の伊藤は、慢性膵炎診療ガイドライン(第3 版)および膵消化管神経内分泌腫瘍診療ガイドライン(第2 版)の作成委員長を務めており、日本の慢性膵炎および神経内分泌腫瘍診療のリーダーとして活躍しています。一方、米国の国立衛生研究所(NIH)と研究協力を行い、最先端の診断および治療の研究も行っています。さらに、慢性膵炎などの膵疾患に関しては地域医療への貢献も取り組んでおり、多くの患者様を紹介していただいている現状です。

EUS

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2017年度 4 8 14 7 11 8 13 7 9 9 14 24 133
2018年度 16 16 19 17 11 9 16 18 19 18 12 23 194
2019年度 15 21 20 20 21 23 12 22 18 15 19 15 223
2020年度 7 13 15 17 22 18 19 16 14 16 23 15 195
2021年度 16 18 22 19 21 17 29 21 30 17 22 23 255
2022年度 13 9 22 20 14 13 22 14 30 23 20 23 223

ERCP

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2017年度 4 2 5 3 4 2 5 9 3 6 6 2 51
2018年度 1 6 3 5 4 2 7 9 2 4 7 4 54
2019年度 5 2 10 1 3 9 3 3 6 12 11 8 73
2020年度 3 9 5 12 11 10 7 7 11 8 3 7 93
2021年度 2 2 6 2 9 4 2 7 2 5 6 7 54
2022年度 4 5 3 7 6 5 4 4 5 8 8 3 62

PRRT

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
2021年度 - - - - - - - - - - - 1 1
2022年度 1 2 5 3 4 4 4 4 2 3 3 4 39